レコーディング

去年の年末からスタートしたレコーディングですが、無事にギターとボーカルの録音を終えました。あとは、サポートの方に入ってもらって、ミックス作業、そしてマスタリング作業と続きます。今回レコーディングでお世話になっているのは、松阪の北欧音楽家のトリタニさん。

前作のアルバム『ツキミマンテマ』では、はじめてセルフレコーディングに挑戦して、小さなMTRをスタジオに持ち込んでの録音でした。終わりなきトライ&エラーの繰り返しでしたが、何より一番時間がかかってしまったのが機材やマイクのセッティングでした。
機械モノに恐ろしく弱い私には、正解がわからない・・・。
録音も自分で自分にOKを出さねばならず、これがまた全然OKにならないのでキリがなく。一日スタジオに入っても一曲も録れないまま終わったり、このままでは永遠に完成させることは出来ないし、なんとか落としどころを!と思いつつもこれがまたなかなか難しく、結局着手から2年近くかかってしまいました。
2枚目のアルバムを作りたいとなったときにいろいろと紆余曲折があり、最初はもう自分でやるしかない!というほとんどやむを得ない状況から始まったのですが、途中からは、なんとか自身で形にすることが出来たら次につながる自信になるし、逆に言えば、これが完成出来なかったらきっともう次はない、、と自分を追い込んで。
最後まであきらめずに見たこともないレコーディングの山を登り続けることが出来たのは、アルバムへの参加を快諾し協力してくれた参加ミュージシャンのみなさんの存在が大きな光だったと思います。

そんな経緯があったので、今回のレコーディングは、レコーディング自体とても大変なことではあるのですが、その大変ささえも楽しかった。そばでジャッジしてくれる人がいること、そのジャッジが信頼できることの安心感、何より!歌うこと演奏することだけに集中できたことは、ほんとーーーにありがたかったです。
いつもギターとボーカルは別々に録音するのですが、今回、どうしても別々ではうまくいかず一発録りした曲があります。その時に初めて使用したのが、このハンドクラフトで作られているというラトビア製のコンデンサーマイク。
フォルムもとてもかわいいのですが、名前もBaby Bottleというキュートな名前。
今はもうラトビアでは製造されていないそうで、Made in Latviaは貴重とのこと。
とても気に入って、その後の録音では何曲かこのマイクで録りました。

なんとか発売できる目処がつきまして、まだリリース日は未定なのですが、地元四日市でのレコ発ライブの日程が決まりました!
★2019年5月25日(土)四日市SIXTY SIX
もうこれは絶対絶対絶対来てほしいです。
今からぜひ予定を空けておいてくださいね。
ゲストに、「ウイスキー哀歌」でおなじみのシンガーソングライター佐賀優子さんをお迎えしてお届けします。