北海道ツアー日記

7月になりました。まだまだ梅雨真っ只中ですが(連日ゲリラ豪雨です🌩️)、真夏のもわんもわんの蒸し暑さがじりじりと近づいて来ています。


先月の北海道ツアー振り返り日記です。
4年ぶりの北海道でのライブでした。
札幌、そして初の十勝へとうかがいました。今回のご縁を繋いでくれたのは北海道出身のシンガーソングライター流(ながれ)さん。いつお会いしても元気で明るくて清らかな水が流れつづけているようなさわやかな流さん。初共演したときには、正反対の二人と言われ、それも納得。静と動(わたしは静担当)、陰と陽(わたしは陰担当)、月と太陽(わたしは月担当)・・・

にも関わらず、そんな流さんといると安心感があってなぜか気が合うというのは、同年代ということがあってもとても不思議だなーといつも感じています。お会いするのも共演するのも、今回が4度目でしたが、会うたびにどんどん好きになっていく人です。

初日は、札幌でした。お世話になった会場は、はじめましての岩本珈琲さん。年間300本くらいのライブが開催されているお店なんだそうです。

大好きなコーヒーの良い香りが漂う中歌いました。いつも流さんとご一緒するときは、最後にトークをするというのがここのところの恒例になっていて、でも今回はお互いの曲を一緒に歌い合いましょうということで、初の試みでしたがセッションも楽しかったです♪

フライヤーをめぐっていろいろと紆余曲折があり笑、今回のツアーで毎回トークのネタになってました。今後も鉄板ネタになりそうですが、わははーって笑い合える関係というのはとってもうれしいことだなあと思います。

こちらがそれ。貼っていただいてうれしい!

札幌でうれしい再会がありました!馬頭琴奏者の嵯峨治彦さんがライブに来てくださいました。嵯峨さんと再会するのは、2019年6月に東京でのアルバムのレコ発ライブにゲスト出演していただいた時以来なので、ちょうど4年ぶり。そのレコ発ライブで嵯峨さんと一緒にゲスト出演してくださったのが、おおたか静流さんでした。去年の静流さんの訃報、そして、先月のカンテレ奏者のあらひろこさんの訃報、お二人と深く親交がある嵯峨さんとずっとお会いしたいと思っていたのです。嵯峨さんは、流さんのバンドにも参加されていて、流さんともとても親交の深い方。今日嵯峨さん来てくれるよー!と流さんから聞いたときにはびっくり。思わぬ実現した再会本当にうれしかったです。

そしてさらなるうれしい再会が。5月5日のあらさんの訃報を聞いてから、ショックでなかなか元気になれませんでした。札幌へ行くたびに毎回あらさんとご一緒させていただいて、いつもライブに同行されていたあらさんのだんなさまにもとてもお世話になっていました。どうされているのかととても心配でした。そんな大変な中、ツアーのお手伝いしますよとメールが涙。ライブの宣伝をしてくださり、札幌、さらに十勝のライブにもはるばる足を運んでくださいました。
レコーディングであらさんに同行して一緒に三重に来ていただいたときに、日本酒が豊富な四日市の小さな居酒屋で一緒に飲んだことを思い出しますとおっしゃっていて、わたしもまたその夜のことやいろんなあらさんとのことを思い出しました。直接お会いしてゆっくりお話しできて本当によかったです。。

そんなうれしい再会や出会いがたくさんな札幌ライブは、平日にたくさんのお客さま。当日流さんから聞いたのですが、今日はいつも定期的にこちらでライブをされているコントラバスとギター&ボーカルの音楽ユニット「マルシェ」のお二人のライブが決まっていたそうなのですが、別の日に移動してくださったとのこと!それだけでもありがたくて信じられないことなのに、さらには、マルシェのお二人とそのマネージャーさんが今日のライブを観に来てくださったのです。なんということ。みなさんのおかげで、また札幌で歌うことができて感謝の気持ちでいっぱいでした。
(後日談があり、このマルシェのお二人とマネージャーさんには、4日後の帰りの千歳空港の居酒屋で偶然ばったり再会しました。そんなことあります!!?の驚き。またきっとどこかでお会いできそうな気がしています!)

初日のうれしい札幌の夜は更け、翌日は、楽しみなイベントがありました。
全国ツアー中の浜田真理子さんと小泉今日子さんの『マイラストソング』の札幌公演へ行きました。 6月の北海道行きが決まったときに、もし日程が合えば札幌公演にも行けたらいいなあと思ってましたが、ばっちり日程が合ったのです。2018年に大阪のビルボードで観た以来のマイラストソング。今回は、毎年三重にも来てくれるサックス奏者のマリノさんも参加ということでさらなる楽しみに♪
真理子さんの歌はもちろんのこと、3人でのトークも最高で、見ごたえ満載の素晴らしいコンサートでした。「思い出のアルバム」懐かしかった。卒園式で歌った曲で、あの曲は幼き頃のきゅーっとしたさみしいようなうれしいようなそんな気持ちを思い出しました。だから曲は聞いたら知っていたけれど、そんなタイトルだなんて全然知らなかった。人生最後に聞きたい曲ってなんだろうってずっと考えていたけれど、まだ答えは出ず。
ずいぶん前には、ジョン・レノンの「God」がいい!と思っていたけれど、今は全然そうは思わないし、変わっていくものだなぁと思います。

そして翌朝、ライブを主催してくださった菊地ご夫妻の車で十勝へと向かいました。
遠〜い道のりをありがとうございます!
十勝に着いて食べたドライブインいとうの豚丼

新得町で今日から3日間お世話になるペンションにまずはチェックイン。
ペンション入口には大きな今日のライブの看板が!ありがとうございます!!

今日のライブ会場となる新得町の新内(にいない)ホールは、旧新内小学校だったところ。
森の中にあるかわいい旧新内小学校

だんだん夜が更けていき、ステージ後ろの柏の木のライトアップがすてきな会場でした。
音響の林さんがいろいろ調整してくださってとても安心して歌えました。


地元で観る流さんのライブは、さすがのホーム!いつも以上にパワフルで最強!すばらしかったー
今日も歌って、話して♪楽しかった♪

司会の弘美さんありがとうございます!

札幌では快晴だったのに、十勝に近づくにつれてどんどん雨になり、、雨の中のライブとなりました。お足元の悪い中、ご来場いただいたみなさまありがとうございました。
思い返せば東京でのレコ発の時も雨が降っていて、雨女でもあるわたしに、どうやら同じく雨女らしい静流さんが”祝福の雨だね”と言ってくれて、うれしい時に降る雨を見るたびにその言葉を思い出します。今日もまた。
おおたか静流さんもあらひろこさんも嵯峨治彦さんもここでライブをされて、主催の菊地さんと親交があって、菊地さんにいろいろお話を聞きました。さらには、浜田真理子さんからも今日の朝連絡をいただいて、菊地さんはスイーツ男子だよーという情報が!笑。そんな大好きな方たちとたくさん繋がりがある菊地さんとのご縁の不思議も感じながら、新得町に来れたこと、静流さんやあらさんにお会いしたときにお伝えしたかったなあってすごく思って、とっても会いたくなってしまいました。
十勝のみなさんとてもあたたかく受け入れてくださって、CDもたくさん旅立って、在庫も足りなくなって(うれしい悲鳴です涙)、今日もまた感謝てんこもりの一日でした。

流さんのライブを観ながら、広大な自然のこの十勝の地ですくすくと生まれ育った流さんのルーツに少し触れて、幼少期、わたしとはほとんど真逆のような日々を過ごしていたであろう元気印流さんとは、きっと子どもの頃に出会っていても友達にはなれなかったかもしれないなと思うのです。こんなにもいろいろと違うことだらけなのに、こんなにも楽しい時間を一緒に過ごせる仲間になれたことのうれしさを思いながら、歌うことがなければきっと繋がれなかったたくさんのうれしい出会いのことをまた思いました。


翌日は、快晴の十勝。
菊地ご夫妻が十勝を案内してくださるということで、十勝観光へ出かけました。




快晴だったのにうそみたいな濃霧のナイタイテラス。真っ白な部分には広大な風景が広がっているはずが、、、まったく見えない笑 
写真を撮ってくれている菊地さん。どこ?笑笑
たくさんの人を今までここに案内しているけれどこんな濃霧ははじめて!と。えー。
六花亭でランチ&スイーツを食べたり、音更町へ行ったり、ばんえい競馬場へ行って競馬初体験をしたり、と十勝を堪能しました。
写真を撮るスイーツ男子!

奥さまの弘美さんは、何をしててもいつもにこにこととても楽しそうにしているすてきな方で、一日ご一緒できていろいろお話もできてとっても楽しかった♪

宿に戻ったら、夜は鹿肉ジンギスカンでした。お初!
ちょうどみんなで鹿肉を囲んで食べ始めようとしたところに、ぐらぐらっと大きな揺れ。
地震でした。結構揺れましたが、何も被害はなく、とりあえず鍋の火を消して様子を見ていたら、三重県の友達や家族からのLINEが来て、速報で十勝震度5ってなってるけど大丈夫?と。そして、流さんからも大丈夫?結構揺れたねとメッセージ。昨日だったらちょうどライブが始まる時間だったから昨日じゃなくてよかったねーなどとやり取りをして、その後は無事に鹿肉を食しました。

3日間お世話になったペンション『スロウinn楓』は、一日一組限定という宿。自家焙煎の珈琲がとってもおいしくて、家の中に滑り台があったり登山をしているみたいな坂があったりなアスレチックな宿で、坂を上まで登ると緑の木々を見ながら珈琲を飲める場所があって、そこで飲む珈琲時間がほんとに至福の時間だったのです。
朝起きて、周りを散歩していると木々にたくさんリスがいて、そんなリスたちがペンションにも遊びに来るそうで、リスにも会えてうれしかった!(野生のリスなのに人馴れしてて逃げないそう。しかしエゾリスのでかさには驚きました)。




そして最終日の朝、菊地さんに新得駅まで送っていただき新得を後にしました。

菊地さんにはたくさんお世話になりました。
この後、ペンションのご主人とともに山を登るとのことで、いつもイベントが終わるとリセットするために山を登るとおっしゃっていて、なんとすてきな習慣。なんでも今日の山にはナキウサギが生息しているらしく、その日ナキウサギに会えたとのこと!すごーい!
いつかわたしもナキウサギを見てみたくなりました。未だライチョウにも会えてないわたしですが、いつかナキウサギに会えるでしょうか。
いつかの楽しみがまたひとつできて、また再会したい人たちがたくさん増えました。
流さん、札幌、新得町で出会えたみなさまありがとうございました!


そして今月は、流さんが三重県に来てくれます!
次は、ツーマンライブ四日市編でお待ちしています♪

★7月15日(土)
『胡池マキコ&流ツーマンライブin四日市』
会場:四日市SIXTYSIX
時間:18:30open 19:00start
チャージ:2800円+1ドリンク

【出演】
■流(歌、ギター)
■胡池マキコ(歌、ギター)

【ご予約&お問い合わせ】
059-352-4977(シックスティシックス)または、
info@koikemakiko.com(胡池マキコ)まで。